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注目のだじゃらー

注目のだじゃらー Vol.25
ミュージカル女優 かとう唯ちゃん

かとう唯ちゃん

  • お名前:かとう 唯 (かとう ゆい)
  • 生年月日:1990年6月30日
  • 出身:三重県出身
  • 職業:ミュージカル女優、ダジャレント
  • 趣味:ミュージカル、だじゃれ
  • 私にとってのだじゃれ:私のガンバロメーター、私はわたしラスク

第25回ゲストは、ニコニコとした笑顔がステキなミュージカル女優のかとう唯ちゃん。だじゃれが好きすぎて、「ダジャレント」として活動している気になる芸能活動についてお話を伺いしました。

Q(ピロタカ) :

舞台やライブ、テレビ・CMなどマルチに活躍されていると思うのですが、現在のお仕事内容について教えていただけますか?主に活動の中心はミュージカルでしょうか?

A(唯ちゃん) :

ミュージカルですね。ミュージカル女優という肩書きでやっているんですけど。あとはタレント活動もしていて、私は「ダジャレント」と言っています。

Q(ピロタカ) :

「ダジャレント」というのは具体的にどのような活動をされているのでしょうか?

A(唯ちゃん) :

「だじゃれ」のタレントで、今やってる仕事が主にJA山梨フルーツという、山梨県のフルーツ農家さんの所に行って、一緒にフルーツを育ててレポートするお仕事なんですが、最初は普通にフルーツを紹介するだけだったんですけど、私が「だじゃれ」ばっかり言うものだから、毎回「だじゃレポ」しているのを使ってもらっていて・・・。

Q(ピロタカ) :

ユーチューブで見ましたよ(笑)「武田信玄に首たけだ~」ってやつですよね? あれ、最高に面白いですよね~(笑)

A(唯ちゃん) :

本当ですか?結構カットされてますよ(笑)

Q(ピロタカ) :

かとうだけにカットですか?

Q(ひでちか) :

それは葛藤ですね(笑)

A(唯ちゃん) :

そうなんです。なので、「農家さんだけにノーカットでお願いします」と毎回伝えているんですけど(笑)

Q(ひでちか) :

さすがですね(笑)

A(唯ちゃん) :

ありかとうございます(笑)

山梨のお仕事も一応タレントとして呼ばれているけど、「だじゃれ」で呼ばれることも多いので、「ダジャレント」だと自分でも思っていて、今日も「だじゃレポしてきます」みたいに言っています。

あとはライブ活動も定期的にやっていて、MCで「だじゃれ」言ったりしてます。ミュージカルでもたまに「だじゃれ」を使ってるんです。だからミュージカル女優が本業ではあるけど、芸能界の活動として、どこでも「だじゃれ」を使っているので、「ダジャレント」という肩書きが自分の中でしっくりくる感じですね(笑)

Q(ピロタカ) :

ダジャレントだとやっぱ、だじゃれんといけないですし、連投だとツライですか?

A(唯ちゃん) :

あはははは(笑)収拾がつかないくらい「だじゃれ」ですね(笑)

Q(ピロタカ) :

ごめんなさい…。では、滑り出しOKということで、次の質問をさせていただきますが、「だじゃれ」を始めたきっかけは、いつ頃からなんでしょうか?

A(唯ちゃん) :

小学校の時から言ってたんです。父が家で「だじゃれ」を言っていて、スルーしていたのですが、悔しいことに脳裏に焼き付いて、小学生の頃から私も「いってきます」を「いってきマウス」とか言っていました。

具体的に仕事として言い出したのは、芸能界デビューした20歳の頃です。名古屋のビアガーデンでアイドル活動をしていたのですが、その時に毎日ブログを書いていて「おはヨーロッパ」とか「こんばんワニ」とか使っていました。その時は「だじゃれ」が好きとか認識なく、言葉遊びとして使うクセがあって、本格的に使うようになったのは、4、5年前くらい前になると思います。

Q(ピロタカ) :

「平成琴姫」というアイドルグループでもご活躍されていましたよね?

A(唯ちゃん) :

はい。アイドルやる時って、キャラクターとか個性が必要で、「癒し系」とか「みんなの妹」とかある中で、私の個性って何だろうって思った時に、ちょっと他の人と違った方が面白いっていうこともあって、「だじゃれが大好き、かとう唯」ってしたところ、おじさんのファンが増えたので、デビューして1、2年目の頃から、よく言うようにしていました。

Q(ピロタカ) :

アイドルが「だじゃれ」を言うのって、マイナスイメージというか?ファンの反応とか、不安(ふぁん)になりませんでしたか?

A(唯ちゃん) :

不思議とそういうのはなくって、自己満の「だじゃれ」だったのかもしれません。相手の反応とか求めず、だけにゆいたいだけの事が多くて、自分の個性を発揮する武器として使っていて、他人に受け入れられなくても良いかなって思っていて、メンバーは迷惑がってました。

「平成琴姫」の初期メンバーの子が卒業ライブの時に「唯ちゃんのだじゃれは正直きつかった」と言われたこともあります。なので、結構スルーされることが多かったです。ゆい過ぎたかなって、少し反省しています…。

でも、その時は、自分の個性だし、誰かの目に留まって印象づけられればいいかなって思って必死だったので、あんまり周りの反応とか、スルーされても気になりませんでした。やっぱりライブで言った「だじゃれ」が盛り上がるとテンションあガールですね(笑)。女の子だけに。反応はそこまで求めてないけど、リアクションがあると嬉しいですね(笑)

Q(ひでちか) :

「だじゃれ」を言うことによって「こうなったらいいな」とかありますか?

A(唯ちゃん) :

場が和んだらいいなっていうのはよくあります。あとはプロモーション活動でも活用していて、例えばライブを315日に開催するとしたら、「さぁ、行こうの日」とか印象付けるために使っていることは多いです。日にちとかって言われれてもなかなか覚えられないじゃないですか?なので、みんなに記憶してもらえるように活用しています。

Q(ひでちか) :

今までの最幸の「だじゃれ」体験は?

A(唯ちゃん) :

川崎クラブチッタで卒業ライブを開催して、その時の目標動員数が500人だったんですよ。けど、実際は315人で、卒業ライブで目標達成できず実はマイナスだったんですけど、315っていう紙をプロデューサーの方が持ってきて「動員発表します。315人でした」って言ったら、みんなちょっと残念じゃないですか。

でも、ちょっと待てよ、「315…?、最高(サイコー)だぁ~」ってなって、会場は最高潮に盛り上がりましたね。卒業ライブだけど、マイナスイメージをプラスに変えられたなっていう事がありました。

Q(ひでちか) :

最後に、サイコーの思い出になりましたね。

A(唯ちゃん) :

そうなんです。日に卒業したんですけど、ぱっと見「泣くの日」になるけど、私はアイドルを卒業したらミュージカルをやりたいから、「いなくならないよ。みんな待っていてください」ってプラスに変えることもできました。

Q(ピロタカ) :

いや~すごいですね。だじゃれ活用協会の以上に「だじゃれ」を活用してるんじゃないですか?ちなみにプライベートでも「だじゃれ」は、ゆいますか?

A(唯ちゃん) :

言っちゃいますね。一番多いのは、LINEの写真のアルバムとか、友達とディズニーシー行ったりしたら、アルバムタイトルに「うれシー、たのシー、ディズニーシー」とか入れたりするクセはあります。あと「だじゃれ」スタンプはよく使いますね

Q(ピロタカ) :

「だじゃれ」のお勉強とか研究とかってされていたりするのでしょうか?

A(唯ちゃん) :

実は、「だじゃれ」の構造とか作り方のパターンを調べてまとめています。

Q(ひでちか) :

例えばとんなものがあるのですか?

A(唯ちゃん) :

同じ読みをもつ言葉で、例えば「トイレに、行っといれ」とか…。

Q(ピロタカ) :

」と「蜘蛛」とか、「」と「」とか。いわゆる同音異義語ですよね。

A(唯ちゃん) :

他には英語バージョンですね。「ブックブック沈む」とか。

Q(ひでちか) :

私が書いた『爆笑する組織』にも、まさにそのまま載ってますね。

A(唯ちゃん) :

私が好きなのは、英語バージョンですね。
みんなの「応援に応エール」とか。そういうのも良く使いますね。

Q(ピロタカ) :

それはもう、超スーパーウルトラDですね。これがスラスラ出る人ってすごいな~。

A(唯ちゃん) :

初めてこんなに褒められた!「だじゃれ」ってなかなかこんなに褒められないですよね(笑)

Q(ピロタカ) :

日本語を英語にする「だじゃれ」って、聞いた人が「おぉーっ」って、驚く反応がとくに多いですね。

Q(ひでちか) :

ちょっとノートをお借りしても良いですか?だじゃれの作り方のパターンを書き出してるとこがすごいですね。しかもこれノートの最初のページじゃないですか(笑)

A(唯ちゃん) :

だじゃれ専用のノートなんです(笑)LINEスタンプとか作りたくって。これ、まだ作ってる途中なんですけど。申請に審査とかすごく時間がかかるんですよね。

だじゃれノート1 だじゃれノート2 唯ちゃんのだじゃれ専用ノート、このノートから次々に「だじゃれ」が商品化されていく。

Q(ひでちか) :

こちらはカレンダーですか?

だじゃレンダー1 だじゃレンダー2 ぜひ、再販して欲しい!日めくり「だじゃレンダー」。

A(唯ちゃん) :

だじゃれの日めくりカレンダーですね。3年前に初めて出した「だじゃレンダー」です。 例えば1日だったら、「ついたち」にかけて「おいたち」とかって。もう売ってないんですけど、日めくりなので年度が変わっても月が替わってもいつでも使えるという。

Q(ひでちか) :

絵がかわゆいなぁ。すごい多才ですね。だじゃれの作り方ってパターン化するじゃないですか。でも唯ちゃんの場合は、同音異義語もあるし、英語もあるし、子音ずらしもあるし…、偏りなく全部使っているのがスゴイですね。

A(唯ちゃん) :

子音ずらしって何ですか?

Q(ピロタカ) :

子音ずらしですか?普通は場の雰囲気がシーンとしてしまうんですけどね(笑) 例えば、あ行だったら、あかさたなはまやらわを横にずらしていくんです。
「愛(あい)」だったら、2文字目の「い」を固定して、「あい」「かい」「さい」「たい」「ない」…みたいな感じで、1文字目のあ行の子音を1つ変えていくんです。

A(唯ちゃん) :

韻を踏んでいる感じですね。

Q(ピロタカ) :

はい。そうですね。ダジャレンジャーたちは、こういう秘密のトレーニングを積んで、頭の中でダイヤルロックを1つずつ回すように、頭の中で考えて「だじゃれ」を言っているんです。

A(唯ちゃん) :

作品によるんですけど、不思議なことにミュージカルの歌って、を踏んでいるものが多く、全部が全部じゃないんですけど、心地よいんですよね。

Q(ひでちか) :

韻を踏む表現はシェイクスピアも多用していたそうですよね。

A(唯ちゃん) :

え~、そうなんですね。

Q(ひでちか) :

他にも「切る・離す」とかも使ってますね。9日を「ここの感情」とか、テクニック的にすごいですね。そして、ポジティブな言葉が多いのも良いですね。

A(唯ちゃん) :

いろんな技があるんですね(笑)いつもだじゃれで寒くしてるので…(笑)ネガティブにするのは、って思って…。

Q(ピロタカ) :

「だじゃレンダー」欲しいですね。今は販売していないんですか?

A(唯ちゃん) :

はい。限定50個とかで作ったんです。その時アイドルを卒業したばかりで、ミュージカルも始めたばかりだったのでグッズがこれしかなかったので、すぐ売れてしまって。

Q(ピロタカ) :

いや~(Year)これは欲しいですね。

A(唯ちゃん) :

その代わりと言ってはなんですが、これを良かったら差し上げます。

ミュージカルの宣伝用に稽古日記をつけていて、来てくださったファンの方への特典として渡していたものです。

明日からは「ゴッドスペル」というミュージカルの稽古あるので、「今日の出来ゴッドスペル日記」を作る予定です。

毎回、ミュージカルのタイトルを「だじゃれ」にしていて、例えばこちらの「アワードとりたいで賞日記」は、私がペンギンの役で、ペンギンは哺乳類じゃなくって、鳥類じゃないですか?そして、「アワード」を英語化すると「」なので、「アワードとりたいで」になっています。

Q(ピロタカ) :

ペンギンは類なんですね。トリを飾りたい…。超()、勉強になりますね。

A(唯ちゃん) :

日記の中身も毎回だじゃれを入れるっていうのを毎回稽古後に書いて、全公演を観に来てくれたファンの方にあげるっていうことをやってきました。

Q(ひでちか) :

貴重なお話、日記もいただいたので、次回の「ゴッドスペル」は、ぜひ、ダジャレンジャーの仲間と一緒に見に行かせていただきますね。

A(唯ちゃん) :

本当ですか?すごくうれしいです。

台本 唯ちゃん直筆のミュージカルお稽古日記。タイトルがすべて「だじゃれ」です。

Q(ピロタカ) :

今後、「だじゃれ」でやってみたいことはありますか?

A(唯ちゃん) :

これがいっぱいあるんです(笑)ゆいチューブを立ち上げたので、「だじゃれ」を活用しながら動画をあげたり、「だじゃれ」のLINEスタンプを作りたい。地上波のテレビに出てもっと「だじゃれ」を広めたい。SNSであれだけ書いちゃってるから、ミュージカルで共演する人に「だじゃれが好きな子だよね」って言われることが多くなってきていて、だいぶ認知されてきたので、どの業界にいっても「だじゃれ」の人として極めていきたいので、日本だじゃれ活用協会さんにも今後もご相談したいと思っています。

Q(ピロタカ) :

いや~光栄ですね(笑)

A(唯ちゃん) :

「だじゃれは世界を救う」というせっかく同じものを目指しているので(笑)

Q(ひでちか) :

そうですね。、最後に1つだけ質問させていただきたいのですが、「だじゃれ」は、唯ちゃんの芸能活動、人生に何を与えてくれました?

A(唯ちゃん) :

え~、初めて聞かれた~(笑)なんだろうな?やっぱりモチベーション?私、結構落ち込んだり考え込むと「だじゃれ」も頭に浮かばなくって喋らなくなるんです。言うことによって自分も前向きになれるし、「だじゃれ」を考えるだけで脳が活性化して仕事が捗る傾向があって、「だじゃれ」を考えながら、本日のブログ書こうってなるとモチベーションに繋がるから、「だじゃれ」は、私の「がんバロメーター」だと思います。そして、Tシャツも作っちゃたんですけど、これからも自分に正直に「私はわたしラスク」生きていきたいです。

ゆいたいだけだと自己満足になりがちだと思うので、聞いた人にも笑顔になって頑張ってもらいたいと思ってます。自分にとってのプラスの方が大きいですけどね(笑)

Q(ひでちか) :

僕も「だじゃれは世界を救う」と言いつつ、一番僕自身が救われていると思います。自分が元気じゃないと周りを元気にできないし。

A(唯ちゃん) :

今、おっしゃってたこと、私が今年8月に開設したYouTube(ゆいチューブ)チャンネルのロゴに書かれている「世界をダジャレでハッピーに」と一緒ですね。なにかしらそれで世界平和じゃないですけど、「だじゃれ」で多くの人を幸せにできたらシエアわせです(笑)

Q(ひでちか) :

ありかとうございました。是非、これからもよろしくお願いします!


<あとがき>

インタビュー当日は、お仕事がオフだったにも関わらず、わざわざ「だじゃれ」のインタビューの為に、お時間を割いてくださいました。「だじゃれ」なのにごめんなさい。

明るくてフレンドリーな人柄でお名前の通り、かわゆい方でしたが、それ以上に芯がしっかりしていて、とても素敵な方でした。純粋で努力家でマメですね。

とてもゆ~いぎな時間を過ごすことができ、「だじゃれ」で、「シーン」と寒くなるどころか、逆に「ジーン」と心が温まりました。

長年に渡り「だじゃれ」を愛し使い続けてくれている唯ちゃんとの出会いに感謝するとともに、これからも日本だじゃれ活用協会は、唯ちゃんを応援していきたいと思います!


<ダジャレンジャー6号(ピロタカ)のロクでない話>

今年6月に唯ちゃんが自ら作詞し、ゆいチューブでも公開されている69個の「だじゃれ」が入った新曲「ダジャロック」についてですが、自力で69個の「だじゃれ」を見つけることができず、唯ちゃんに教えてもらいました。冒頭のセリフ、途中のMCのコメントもカウントされるそうです。皆さんも良かったら、69個見つけて見つけてくださいね。


インタビュー&レポート by 中島ピロタカ&鈴木ひでちか

インタビュー後 だじゃれ著書『爆笑する組織』をかとう唯ちゃんにプレゼント。記念にパチリ。


かとう唯ちゃんの関連情報は以下のサイトからご覧いただけます!


◇公式プロフィール

https://plus-p.jp/talents/yui_kato/


◇自己紹介ソング ~ありかとうゆいたくて~

https://youtu.be/zNfVw4Dg5ig


◇ゆいチューブ  ~69個のだじゃれが入った新曲「ダジャロック」~

https://www.youtube.com/channel/UC_0pGjQUGBdvTsZ3dKC2U_g


◇平成琴姫卒業直後のブログ ~最幸の「だじゃれ」体験 ~

https://ameblo.jp/chibimaruko-0630/entry-12178046483.html


◇ぶるぺん(GYAO!オリジナル)~「ダジャレアート」~

https://gyao.yahoo.co.jp/episode/5d6d4b1b-3265-4a70-b4ba-fb0a7a3da97d


◇JAフルーツ山梨 ~「だじゃレポ」~

https://www.youtube.com/watch?v=JXTfb0rJxC0

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